子育て相談室
    あれこれ
Q-02 下の子が生まれて甘えがひどくなった

下の子が生まれると、上の子は大なり小なり反応を起こすものです。反応にはいくつかあって、ベタベタと甘えが増えたり、今まで出来ていた事をしなくなったり(出来なくなったり)、非常に乱暴な行動が増えたり等の姿を見せます。
理由は子どもの孤立感です。
下の子に手を入れることで上の子へのかかわりが不足し、そのことが子どもの親への依存感・安心感に不安を与え、その危機感から反応を起こすのです。ここでよく下の子と同じほどかかわらねばと感じ、大変な努力をされるおかあさんの心痛をよく聞きます。私が感じる事は子どもへの手の入れ方・量については年齢によって違うということです。年齢が低ければ低いほど手を入れる量は大きいものです。でも年齢が上がるにつれて手を入れる量は少なくなります。これは手を入れる・気持を入れるという質的な変化を必要としていることなのです。今上の子にとって必要なことは、親が「ちゃんとあなたを見ているよ」という安心感を与えることです。
一つの方法を教えましょう。
それは上の子におかあさんの仕事のお手伝いをさせて下さい。そして特に大切なことは、一緒にするということです。一つの作業を子どもと分担してやりましょう。そのことで子どもは親と一緒という共存間を感じることが出来るのです。親の手伝いは子どもは大好きな作業なのです。完璧には出来ませんが一生懸命するはずです。そして出来たらそのことを「出来たね」ってちゃんと口に出して認めて上げて下さい。
「もう、おにいちゃん・おねえちゃんになったんだから」と決して突き放さないことです。


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