お正月気分もあっという間に抜け、相変わらずの園生活が続いております今日このごろです。
 全体的には暖かい日が多く、子どもたちと一緒になって外に出ることもあまりおっくうになりません。
 HP訪問者の皆様、またお子様にあってはいかがおすごしでしょうか。元気ですか?

 このテーマも4回目となりました。先月は虐待の防止の為に「子どもの未熟さ」というものを知って下さいということでお話しました。今月はその続きです。
 2つ目は親の感覚的な状態が常に高い位置で推移しているということです。高い位置というのは、ちょっと何かがあってもヒステリー状態やパニック状態になりやすい精神状態のことをいいます。
そしてそうなる原因としては2つ考えられ、1つは育児に対する不安感。そしてもう1つは生活環境です。
育児に対する不安とは、親自身が自分自身に子どもを育てる知識や技術の欠乏を感じているということです。このページの育児相談や地域で行われている育児相談、さらには我保育園保護者からも「私何にもわからなくて、子育てに対して不安を感じてます」という声を聞くことが多くあります。この不安感が子どもに向かった時に精神的な緊張を起こし、泣いてる子や言う事を聞いてくれない子に対してヒステリー状態を引き起こし、後になって冷静になってみるとなぜあんなことをしたんだろう・・・といった行為を発生させるのです。
「何とかしなくっちゃ」という焦りと自分には出来ないかもしれない」という不安感が、子どもに対する行動を狂わせてしまうのだと考えられます。
対処としては、最初はみんな素人だという意識を持つことが必要なのではないでしょうか。
わからないということを恥じ、それを感じさせないように振舞おうとすると聞きたいことも聞けず、また周りもわかっているのだろうと教えてくれません。
私は初めてお母さんになった人は何も知らないのが当然だと思っています。(だって子育ての知識や方法なんてのは学校でも習わないし、家庭でも習ってはきていないのですから知らなくて当然です)
だから気楽に尋ねるべきだと思っていますし、生まれてから育児書読んだっていいと思います。
よく地域の育児相談に出かけますが、必ず聞きたいんだけどちょっと恥ずかしいとか、こんな質問したらバカにされたり笑われたりするんじゃないかとイジイジしてるお母さんにお会いします。その時に「これから勉強してお母さんとして子どもと一緒に育ってください」というコメントをしますとホッとした顔をされます。
自分は知らないんだという自覚と、知らないから知るために聞くんだという勇気が必要なのではないでしょうか。
どこの地域でも保健センター・保育所・小児科病院・電話相談等で育児相談はしてくれます。かわいい我子の為にいろんなところで聞き、子育ての知識を豊富にすることが大切と感じます。
子どもが日々育っていくようにお母さんとして日々育っていく事が大切と感じます。
もう一つの生活環境については、バックナンバーの4「無意識の興奮」を読んでください。
現代社会生活は人間にとって非常に大きな刺激を与えており、知らず知らずに体や脳の働きが蝕まれています。
カッとしやすい・切れやすい・がまんが出来ない・集中出来ない・寝ても疲れが取れない等は、自律神経失調症の予備軍と考えるべきだと思っています。
改めて体や精神を休めるとはどういうことなのかについて考えて欲しいと思いますし、テレビの活用の仕方、生活時間の調整等が必要です。
子育てって 大変?4

No.10 (h14.1)